家族でお散歩しませんか

もう梅雨が明けますね。いよいよ暑い夏がやってきます。

先週末にはひよこ・つくし組と年少組の“なつまつり”が開催されました。

この日のために、子ども達は歌の練習をしたり、当日を楽しみにしながら準備を重ねてきました。普段以上のはりきった姿を見せることができたお子さんもいましたし、たくさんの大人がいることにびっくりして、いつもの姿を見せることができないお子さんもいらっしゃいました。それでも、ご家族と一緒になって遊び始めると、ほっと一安心したようで、楽しい時間を過ごせていたようです。最初のあいさつでもお話しましたが、この時期のそんな姿も、後になって「あの頃はそんな姿もあったよね～」とご家族の大切な思い出の一つになっていたら嬉しいです。

子ども達は１学期という時間を終え、これから夏休みに入っていきます。

来週には年中組がむかばき青少年自然の家で追跡ハイキングを、年長組は須美江で地引網体験をします。長い夏のはじめに、幼稚園のお友達と楽しい思い出を作ってほしいです。職員もこの夏休みの間に時間をやりくりして、研修を受け、学びを深めます。１学期を振り返るとともに、２学期に向けてしっかり準備していきたいです。

さて、夏休みに入っていくということで一つお話を。

長い休みが来ると、どうしてなのか、色々と旅行の計画を立て、我が子を遠くへ（楽しいところへ）連れて行かなくていけないような気にさせられます（笑）。そういう計画を忘れていたときには、親として子育てをサボっているような気分になりますよね。しかしながら、必ずしもそういう機会が必要かというと、そうでもないんじゃないかというのが私個人の考え方です。長期のお休みの過ごし方や、ちょっとした穴場スポットなどは保護者の皆様の方がよほど詳しいと思われますが、意外に皆さんが知らないお手軽スポットがあります。家の近所です。いま子育てをされている皆様は、家の近所をお散歩などされるのでしょうか。近所をお散歩していると、こんな所にこんな物（家）があったのか！？というような小さな発見や驚きがあったりします。もしも、車が近くを通る場所をお子さんと歩くのはまだ危険だということであれば、堤防などいかがでしょう。菜の花ロードの五ヶ瀬川沿いや、大貫の河川敷、船倉町から方財方面へ抜ける堤防などはランニングスポットであり、お散歩スポットに良いと思います。

好奇心旺盛なお子さんは、自ら色んなものを発見するでしょうし、「雲が大きいね～」「夕日が綺麗だね～」「これは何ていう花だろうね～」等々、たわいもない会話をしながらゆっくりとした時間を過ごすのも、現代のお忙しいご家族にとっては大事な時間になるような気がします。子ども達やご家族の皆様にとって、この夏の時間が充実したものとなりますように。

園長　三宅貴之