園長コラム

2024.11.05

自分の可能性に

すっきりとした晴れの日は少ないですが、秋を感じる季節となってまいりました。

このコラムを書いているのは23日(水)。昨日の大雨から一転、澄んだ青空と空気がとても気持ちの良い朝を迎えました。22日(火)の午後はスクールバスの運行を中止させていただき、お迎えをお願いたしました。ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。保護者の皆様のご自宅やご家族には何もなかったでしょうか。報道等をみると、今回も被害に遭われた方々がいらっしゃるようです。心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く日常が戻ってきますことをお祈りいたします。

19日(土)には年少組と年中・年長組のスポーツフェスタが開催されました。

9月になっても変わらない暑さもあって、数年前に比べて一ヶ月遅い開催になっています。又、これも初めてですが、今回は屋内施設の“のべおかwaiwaiアリーナ”をお借りました。一番の魅力は天候不良による延期の心配をしなくていいことで、それ以外にも、掃除が行き届いた綺麗なトイレや、収容数の大きな駐車場があることです。平日の午前中に何度かお借りすることもできて、子ども達はフカフカの人工芝に触れ、初めての環境を楽しみながら、時に真剣に練習に取り組んできました。スポーツフェスタの当日は、その普段通りの姿・張り切ってがんばる姿をたくさん見せてくれた子ども達です。室内ということもあって、保護者の皆様の応援・声援がよく聞こえて、とても良い雰囲気で運動会を終えることができました。たくさんの拍手をありがとうございました。

さて、ここ数回のコラムは年中・年長組を中心に、子どもの成長と運動会という園行事をリンクさせたお話をさせていただきました。これはマラソン大会の時にもお話することですが、もちろんのこと、走ったり身体を動かすことが好きな子ばかりではありません。どちらかというと、苦手だという子もいるでしょう。私も、昔から身体を動かすことは嫌いではありませんでしたが、誰かと競争することが嫌いでした。年中の頃から習っていたピアノも、そこそこは上達しましたが、絵を描くことや製作などの表現活動がとても苦手でした。でも、がんばってやっている内に“がんばり方”が分かってきて、意欲が高まってきたように思いますし、例え結果が伴わなくても、どうすればいいかを考えたり、友達と協力し合ったり、応援する姿勢を育くんだり、互いに全力を尽くした相手を賞賛することに繋がっていくと考えています。それがゆくゆくは、勝った・負けたの結果以上に意味のある“人としての学び”になっていくのでしょう。

又、子どもは本来、なかなかの食わず嫌いです。“その子に向いていることはなんだろう?”という可能性を探ることももちろん大事ですが、“騙されたと思ってやってみようよ”も時には大事ではないでしょうか。そうして自分で選択できる幅を広げることも、自分の可能性に挑戦する事だと思っています。

園長 三宅貴之

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